2014年世界フィギュアで金メダルを獲得、
ソチオリンピックでは、メダルは取れなかったが
フリーの演技でたくさんのファンを感動させてくれた浅田真央選手。
13−14年シーズンが始まる前に、引退を示唆する発言があったのでその去就に注目が集まっています。
プロフィール
名前 浅田 真央(あさだ まお)
生年月日: 1990年9月25日
出生地: 愛知県名古屋市
身長: 163 cm
体重: 47 kg
所属 中京大学
引退か撤回か?
2013年4月13日、世界国別対抗戦の終了後の会見で浅田選手は、
「五輪という最高の大きな舞台で、自分の集大成にして、いい演技ができるよう頑張りたい」と
発言しました。
記者からの、「集大成になるのか?」との問いには、
「今はそういう気持ちです」と語っていました。
ソチオリンピック終了後、たびたび引退について問われていますが、
回答は、いつも「ハーフ、ハーフ」と言っています。
「引退する」と明言している訳ではありません。
2005年のグランプリファイナルでの優勝から大注目を浴び続けてきた浅田選手。
この頃は、女子フィギュアスケートの世代交代が行われた時期だと思います。
トリノオリンピックでは、年齢制限のため出場することができませんでしたが、
それまで活躍していた、サーシャコーエン、スルツカヤ、荒川静香など、
トップスケーターが引退していきました。
あれから10年、女子フィギュアを引っ張ってきた浅田選手の引退は
フィギュア業界に多大なインパクトを与えることが予想されます。
日本スケート連盟の集客、日本女子フィギュア界に浅田選手に続く
世界のトップに君臨できそうな選手が今のところいないということ。
テレビでの放映権は、浅田選手が登場した当初は年間4500万円でしたが、
今は、2億円を超えているようです。
フジテレビは、年間で10億円を超える投資をしているそうです。
そこまで、投資しても十分に回収することができるのでしょうね。
男子フィギュアでは、羽生結弦選手が次の平昌五輪までの主役となり
牽引していくとおもわれますが、女子フィギュアでは浅田選手ほどの
活躍を期待できる選手がいません。
羽生選手もとても人気がありますが、
浅田選手に比べるとまだまだというところだと思います。
女子では、村上佳菜子選手がいますが、
人気、実力ともに足下にも及ばないのではないでしょうか?
浅田選手も、興行的な面と女子フィギュア界のスターが
でてきていないことを認識していると思います。
この2つのことが、浅田選手の引退を留まらせていると考えられます。
ただ、インタビューに答える浅田選手のコメントには、
”最後”、”集大成”、”やりきった”、”恩返し”など
引退を思わせる、たくさんの言葉がでてきます。
ファンとしては、現役を続けてほしいところです。
オリンピックで、金メダルを獲ることを目標にシニア転向後10年間、
色々なことを犠牲にして、必死にがんばってくることができたと思います。
高校生のときのインタビューで、「普通の女子高生の生活を送りたいですか?」
という質問に対して、「ありません。今はスケートが一番です」と答えていた浅田選手。
オリンピックの出場、金メダルの獲得に全く揺らぎがないことを
感じさせてくれる回答でした。
バンクーバー、ソチ五輪で金メダルの獲得はできませんでしたが、
バンクーバーでみせたショート、フリーでの3回のトリプルアクセル、
ソチ五輪でみせた6種類の3回転トリプル、エイトトリプルを完成させてきました。
進化し続けていますし、これらのプログラムを飛ぶことができる選手は
これまでもいませんでしたし、これからもでてくるかわからない、
浅田選手にしかできない特別なプログラムです。
(次の)平昌オリンピックを目指すイメージができないといっていた浅田選手ですが、
14歳のとき、TOKIOの国分さんとのインタビューで
「観てくれている人が感動するような演技をしたい」と語っていました。
これまでも、数々の感動を与えてくれましたが、メダルを超えた
感動する演技をさらに追求して競技者を続けてもらえたら
とても嬉しいと思ってしまいます。
父と母
浅田選手の母・匡子さんは、2011年12月9日
肝硬変で他界しています。
病状が悪化してきて、肝移植を医師に勧められていたようです。
移植に最も適合したのが、姉の舞さんだったようです。
姉の舞さんをドナーにすることで移植の準備が進んでいたようですが、
”大事な娘の身体にメスを入れられない”と直前になって拒否したようです。
結局、旦那の敏治さんから移植することになったようですが、
病状は回復しなかったようです。
父の敏治さんは、名古屋の「女子大小路」という場所で
人気のホストをしていたようです。
父親を小学生の頃に亡くし、夜の街で稼いで家計を支えてきたようです。
母の匡子さんも、若い頃に両親を失って姉とともに必死に生きてきたようです。
二人は夜の街で出会い、結婚したみたいです。
「真央」という名前は、宝塚のファンだった父によって
トップスターだった大地真央にちなんで名付けたそうです。
フィギュアスケートはとても金のかかるスポーツです。
二人の子供にフィギュアを続けさせるには、
最低でも年間300万以上はかかると思います。
大手企業の会社員の年収が軽く吹き飛ぶとも言われますから、
倍以上はかかっているかもしれません。
父敏治さんは、お金を稼ぐためかなりの努力をされていたんですね。
独立して店を経営していたようですが、それでも資金は足りず、
3階建ての住居を担保に消費者金融から1300万円を借り入れしたようです。
なんというか、半端じゃないですね。
普通の人であれば、子供への教育を辞めさせていたかもしれません。
娘たちの夢を諦めさせたくないという思いの一心だったと思います。
真央さんがグランプリファイナルで優勝して、
CM契約で2億円以上を稼ぐようになって、
父・敏治さんは娘の将来を思い、夜の世界から消えていったそうです。
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